Paradise and Lunch

(What's So Funny 'Bout) Peace,Love and Understanding
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Make Some Noise: The Amnesty International Campaign to Save Darfur / V.A.
「ダルフールを救え」とタイトルされた アムネスティ のキャンペーンのアルバム。
スーダンのダルフール地域で起きている大量虐殺をはじめとする深刻な人権問題は世界的な関心事ではあるが、ことこの日本においてはニュースも断片的にしか伝わっておらず、国民的な関心は極めて低いと言うのが実情だ。本盤がダルフールについて少しでも考えるきっかけになればと思う。
本盤は新旧28組の豪華アーティストが参加した、ジョン・レノンのカヴァー・アルバムである。ジョンとしてもこのような企画でカヴァーされるのは本望だろう。オヤジ世代としては、初めて聴く新しいアーティストも多いが、どのアーティストも熱演しているのは微笑ましい。ただ、ジョンの作品自体もともとがシンプルなこともあり、全体的にアレンジが平面的になっている曲が散見されるのが気になった。また、例えば「God」のように極めて「個」が出ている楽曲は、いくらオヤジ世代のミック・フリートウッドが参加しているとは言え、少し違和感を感じてしまったことも事実。とは言え、ユッスーの「Jealous Guy」や生真面目に歌うジャクスン・ブラウンの「Oh,My Love」など聴き逃せない楽曲も多いので、企画自体にも敬意を表して入手して頂きたい。

尚、印税関係はヨーコ・オノから全額寄付されるという。やはりこの手のアルバムは新品をお買い求め頂き、最低限のマナーを尽くすべきだろう。中古で入手するというのは如何にも無粋である。

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細野晴臣トリビュート・アルバム / V.A.
この夏、細野さんも還暦を迎えられ、ロズウェル事件からも60年。
そして日比谷野音で開催される「細野晴臣と地球の仲間たち」〜空飛ぶ円盤飛来60周年!夏の音楽祭〜。(ついに禁断のヤフオクに手を出してしまった・・・)
何やら局地的に盛り上がっているようですが、まずは還暦おめでとうございます。
と言うことで、ここ数日改めて本盤をセットしヘヴィーに廻している。
細野さんの経歴自体、勿論一筋縄ではいかないわけで、当然ながら本盤において参集したアーティストも東西新旧男女、実に多様だ。やはり細野さんが与えた影響の大きさに想いを寄せないわけにはいかないし、特に細野さんが当初影響を受けていたヴァン・ダイク・パークスやウッドストックの連中からトリビュートされるという逆ベクトルは、そのまま日本のロック・シーンの歴史と氏の経歴の深みを感じる。そして、今尚、多くの若手・中堅の次代アーティストたちからリスペクトされ、各々の解釈で愛情溢れるカヴァーがされているのが嬉しい。
日比谷ではほぼ同じ面子が参加するようなので、どんなパフォーマンスになるのか今から楽しみにしている。しかも「後半には細野晴臣グループのパフォーマンスもあります。」らしいからね。

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凸凹(deko-boko) / シカラムータ
先日、音盤組合のソウル・フラワー棚で発見した大熊ワタル率いるシカラムータのセカンド・アルバムだ。以前、某店で発見した彼らのファースト・アルバム(印象的な「郵便ポスト・ジャケ」の名盤)を不覚にも放流するという失態を演じた事があり、今回は速攻捕獲と相成った。彼のクラリネットを初めて聴いたのは故篠田昌已率いるコンポステラが初めてだったと思うが、チンドン仕込みのクラリネットは哀愁を内包しつつもお祭り感覚があり、何とも言えない響きを持つ。本盤ではオリジナル曲に混じってトルコ俗謡、クレズマー、アルバート・アイラーのカヴァーなどが収録されているが、決して小難しい訳ではない。勿論、クセがないわけではないので、イージーなリスニングには適さないが、独特の響きに身を委ねれば自ずと心は開放されていく。彼らのギグのヒストリーを紐解くと、ジャズに囚われない自由な活動が記録されている。そのあたりも楽曲自体に表出されているのだろう。裏ジャケの逆立ちした国会議事堂も意味深だ。

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Shining Star / Jerry Garcia Band
なんとも野暮ったいトホホなジャケだが、中身はなかなか充実の2枚組蔵出ライヴ(2001年)。1989年〜1993年の音源から主にR&B系を中心にセレクトされたカヴァー集で、収録場所も時間もバラバラなのに不思議とひとつのライヴを収録したような統一感がある。1曲目はアルバム・タイトルにもなっているマンハッタンズの「Shining Star」。1980年に日本でも大ヒットした同曲は意外なセレクトで、最初聴いた時は仰け反ったが、繰り返し聴いてみると不思議と馴染んでくる。続くはヴァン・モリスン、ミラクルズ、ジミー・クリフ、ソロモン・バークと流石にセレクトは渋い。どちらかと言うとオリジナル曲はしっかりとしたヴォーカルが魅力な曲で、ガルシアのヘロヘロなヴォーカルは若干不安定だが(勿論それが滋味深いわけだが)、やはり聴き所は彼の長尺のギター・ソロで浮遊感のあるフレージングはいつ聴いても良い。ストーンズの「Let's Spend The Night Together」のカヴァーでも、メロディ・ラインに特徴がありすぎてガルシアのヴォーカルでは厳しいものがあるが、一転ギター・ソロでは、こちらの身体を熱くさせてくれるなど、彼のギターを存分に堪能することができる。ジャケに惑わされず捕獲すべき秀盤だ。
PS 他にも何とダニエル・ラノワの「Maker」もカヴァーしているのだ。もし、ガルシアのアルバムをラノワがプロデュースする機会があったのならと妄想してしまうのはボクだけではないだろう。

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Dread Beat An Blood / Linton Kwesi Johnson
LKJの同タイトルのアルバムと同時(1978年)に制作されたドキュメンタリー。リントン自らが語る70年代UKレゲエ最前線の貴重な映像記録だ。地元ブリクストンのコミュニティ・センターで支持者を集めて静かに、しかし過激な言葉で鋭く社会を描写する朗読シーンは日頃から地域でオルグ活動をしている様子が分かるし、当時の(勿論今でもだろうが)人種差別の厳しさの中で起きたノッティングヒルの暴動シーンなども当時の時代的背景を確認するには貴重な資料となる。政治的な大衆組織に積極的にコミットし、その中からポエットが生まれていると語るリントン。冤罪で投獄されたジョージ・リンドの釈放を要求した「It Dread Inna Inglan」はボーヴェル・バンドをバックに当時のデモの映像も重なり強烈な印象を残す。更に彼のトレード・マークとも言えそうな拡声器を持ったシーンはデモ最終地点での警察前でのシーンだが、ここで彼はデモ隊に向け、「It Dread Inna Inglan」を朗読しているのだ。これは本人の口からも語られているのだが、大衆の行動が政治的変革を起こしていくのだという強い意志が感じられる。
本盤は、昨年P-VineからDVD化された作品だが、遅まきながら今回ようやく入手することができた。70年代後半レゲエが最も先鋭的にポリティカルであった時代の貴重な記録であり、良識ある音楽ファンは必見のDVDである。


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Songbird / Willie Nelson
LOST HIGHWAYの同僚、ライアン・アダムスの全面的サポートを受けたウィーリー・ネルスンの最新作。アメリカ大衆音楽の新旧世代を代表する無頼派アーティストによるコラボレーションで、まさにアメリカン・ミュージック・ショウケースといった面持ちだ。正直、ボク自身彼のアルバムを熱心にフォローしてきたわけではないが、ここ最近のLOST HIGHWAY盤はどの作品も出来がすこぶる良い。
タイトル曲「Songbird」はどこかで聴いた事があると思ったら、70年代のメガ・ヒット・アルバム、フリートウッド・マック「Rumours」収録のカヴァー曲だった。他にもレナード・コーエン(あるいはジェフ・バックリーと言った方が通りが良いか)の「Hallelujah」、グラム・パーソンズの「$1000 Wedding」、そしてグレイトフル・デッドの「Stella Blue」と実に渋いセレクトだ。更に原曲を留めないオルタナ感溢れる「Amazing Grace」はなかなか圧巻。こういう解釈もあったのか。やはりこのあたりのセンスは脱帽である。多くのコラボレーションを残しているネルスンだが、本盤のような作品が一番しっくり来る気がするのだが如何だろうか。

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Ethiopiques, Vol. 14: Negus of Ethiopian Sax / Getatchew Mekurya
エチオピア音楽を紹介するエチオピークス・シリーズ第14弾。
未知・未聴の異型サウンドが詰まったシリーズとして、一部好事家から大いに支持されている音盤シリーズである。中でもエチオピアのキング・カーティスとの異名を誇る、ゲタッチェウ・メクリャのテナー・サックスを収録した本盤は、日頃、ボクらが接している音楽とは明らかに違うベクトルを持った驚異のサウンドを聴かせてくれる。日本民謡にも通じるような音階と大胆でフリーキーなインプロはジャズなのか、ソウルなのか、民俗音楽なのか。外界の影響を受けているのか、はたまた独自で創造した響きなのか。本盤が1972年の作品と聞けば所謂「ワールド・ミュージック」の文脈では括れない存在感を感じるではないか。とにかく、このサウンド、初めて聴いたら軽い眩暈を起こすほどの強烈さだ。やはり世界は広いのである。
拙宅の居間でBGMとして流すにはあまりにもアクが強い為、ヘッドフォーンでの鑑賞を余儀なくされるわけだが、ある種ゲテモノ的なサウンドにつき、この「ニーガス酒」の過剰摂取は要注意だ。

さて、なぜ今回本盤がセレクトされたのかというと、これ程の強烈盤なのに、また「ダブリ買い」をしてしまったのである。同シリーズは中古盤で纏まって発見することは少ないが、単品では意外と見つけることがある。実はボクが所有している本シリーズはすべて中古で捕獲してきた盤である。とは言え、滅多に見かけるものでもなく、本盤をレジに持っていく時に若干不安はあったのだが、安価につられてピックアップしてしまったのである。う〜ん、年のせいか・・・。
まあ、イイ。宜しければ、また進呈しましょう。

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Live And Eclectic / Ronnie Wood
2000年にリリースされたロニー・ウッドのライヴ盤だ。但し、音源は1992年のニュー・ヨークのエレクトリック・レディランドと1993年のオースティンのライヴである。この時期は丁度「Slide On This」をリリースし積極的にライヴを行っていた頃で、武道館ライヴを含む同ツアーのライヴ盤「Slide On Live」がリリースされているのはご承知の通り。何故2000年に蔵出ししたのかは良く分からないところはある。
実を言うと、このツアー・バンド、イアン・マクレガンを筆頭にルーズ・マナーでイイ感じのロックンロールを聴かせてくれるのだが、バーナード・ファラーの「力み」ヴォーカルが若干鬱陶しく、一瞬「引く」瞬間があるのが玉に傷ではある。とは言え、本盤、ロニー・レインの蔵出し盤で有名な英NMCレコードからリリースされ、カタログ番号「PILOT」を冠していることから内容に間違いあるまいという事で今回の捕獲と相成った。
エレクトリック・レディランド・スタジオのライヴは限られたオーディエンスを入れての公開録音と思われ、オーディエンス収録のブート盤のような臨場感だ。勿論サウンドはしっかりとしているが、如何にもスタジオ・ライヴという狭小な音場感があり、「Slide On Live」とはかなり趣を異にする。収録曲はほぼ同じなので、そのあたりの違いを聴き比べるのも一興か。定番「Breathe On Me」のヨレ具合は何とも言えない滋味があり、「Little Red Rooster」から強引に「Stay With Me」になだれ込むあたりも聴き所だ。バーナードの「力み」も比較的抑制され安心して聴いていられることも加点したい。

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Sky Blue Sky / Wilco
ライヴ盤を挟んでリリースされた3年振りの新作。差し詰め、卵(A Ghost Is Born)が孵って空に羽ばたいたという図か。既にオルタナ・カントリーなどと言う狭いカテゴリーではなく、良心的で先進的なアメリカン・ロックの牽引役としての風格すら漂わせている彼らだが、本盤を最初に聴いた印象は近作と比較して随分と聴き易くなっているなということ。あれ?ウィルコってこんな感じだっけと。
ジム・オルークが関連した近作では、破壊的なギター・サウンドが非常に刺激的だったが、本盤では、そのような音響的な肌触りが少なくなり、ハーモニーやストリングスの使い方は良い意味で甘さが増し楽曲自体の魅力に溢れている印象がある。とは言え、M3のツイン・ギター・ソロなどは今まで聴いたことがないようなアプローチで大いに刺激を与えてくれるなど期待は裏切らない。因みにこの「Impossible Germany」の歌詞の言わんとしているところが良く分からないんだが・・・。
今回、「A Ghost Is Born」を久し振りに聴き直したのだが、甲乙付け難い。
やはりウィルコ恐るべしである。


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Same / The Bird and the Bee
この新しいバンド(ユニット?)の紹介時の枕詞になった感のある"ローウェル・ジョージの娘"のキャッチフレーズだが、これはあまり意味はないかもしれない。
リトル・フィート目当てで本盤を手にしたオヤジ・リスナーの中には、リトル・フィートの香りが全くないことに落胆する御仁もいることだろう。イナーラ・ジョージとグレッグ・カースティンによるこのユニットは一言で言ってしまえばエレクトロ・ポップだ。
しかし、ミニマルな感触で構成された洒落たサウンドは2007年の作品でありながら何となく既聴感がある。部分的に80年代のテクノっぽい肌触りがあったり、ソフト・ロックを彷彿とさせる甘い美メロに何となく懐かしい感覚を覚えるからだろうか。決して新しい革新的なサウンドではないのだが、エコーの効いた多重録音のハーモニーにはイノセントな響きもあり、チープなプロダクションでありながらなんとなく惹きつけられる。FRFではレッド・マーキーの出演が決まったようだが、まあライヴで映えるバンドって感じではないかな。
ところで『鳥と蜂』と言えば、モンキーズのアルバムを意識したバンド名なのだろうか。

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